678 班 合同研修会のお知らせ
『感じる古典調律法』 色々な音律を作ったり聴いたりしながら古典調律に親しむ。
内容:
調律法の成り立ち
○倍音
• 倍音の五度や三度の音程の話
・完全に調和する和音とは
○ピタゴラス音律
・五度を純正にした時の三度への影響
○純正律
• 主要三和音を完全に調和させた時の歪み
• ギクシャクした音階
調律法の歴史
○ミーントーン音律(ルネサンス時代から)
・三度を調和させ、なだらかな音階をつくるために...
・ 12 の鍵盤に当てはまると残ってしまう狂った音(ウルフ)
○ウェルテンペラメント調律法(バロック時代)
・すべての調か使えるように
・ヴェルクマイスターやキルンベルガーやヤング
・響きや音程の多様性
・各調の個性
○平均律(1850 年ごろから)
・オクターブの関係から来る美しい放物線に沿った調律法
・五度や三度の関係はどの調も同じ ・実はけっこう多い三度の唸り
○近年読み解かれたバッハの調律法(2005 年ごろ解読が流行)
・平均律クラヴィーア曲集のタイトルページの渦巻模様
古典調律法を現代ピアノに
・現代の我々の耳やピアノ独特のインハーモニシティーを考慮する
・五度や三度の薄め方
参考 URL https://pianotuning.jp
講師 岡本芳雄
〜プロフィール〜
子どもの頃から時計・オルゴール・カメラなど身近な機械を分解。高校 1 年生で自宅のピ アノを壊してしまい、馴染みの楽器店に修理依頼、調律師の作業に興味を持ち、道具を取 り寄せてもらって調律を始めた。
国立音楽大学 別科調律専修を修了後、東京ピアノ製作所(EASTEIN)に研修生として入 社、港区白金台の斎藤ピアノ調律所でオーバーホールを習った。故郷兵庫県西脇市で独立 した頃から古典調律法を取り入れた調律を始めておよそ 40 年。想像を超える「弾き心地の 良いピアノ」を目指して奮闘中。本部統一企画研修講師。
当日の集合場所
ベヒシュタイン
八王子技術・営業センター 2 階
〒192-0063
東京都八王子市元横山町 1-12-6
日時 2024年2月18日(日)
受付開始 11:30~
研修会 12:00〜18:00
(途中休憩あり、昼食は事前に済ませてきて下さい。)
申し込み先
t-ono@jpta.org (小野)
参加申し込みの時、懇親会に参加か不参加かをお知らせ下さい。
定員30名。
当日の工具は不要、メモ代わりの写真撮影&録画は OK です。
日ピ会員•プレミアムビジター 参加費無料
一般 5000 円 (懇親会は無料で参加出来ます。)
懇親会費 4000 円
* 懇親会会場は当日にお知らせ致します。
♪後援コンサートのご案内です。♪
昨年5月開催の第24回新人演奏会にご出演されました、村木 夏帆さんのピアノデュオコンサートになります。ご予定いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。