2019年度 四国支部総会報告
副支部長 小川 誠二
日時:平成31年4月7日(日)13:00~
場所:砥部町文化会館
会議室(愛媛県)
参加人数:19名
先日、愛媛県伊予郡砥部町にて、支部総会が行われました。
簡単ですがご報告いたします。
春の日差しが心地よい4月7日、定刻の13:00から総会が始まりました。
まずは、議長を選任(小川)、書記を松本涼子会員、八木貴子会員にお願いしました。
支部長、理事の挨拶の前に、昨年逝去された藤田尚志氏、片野眞実氏のご冥福を祈り、全員で黙祷をしました。
そして、伊藤支部長、御堂理事の挨拶の後、永年会員の表彰をしました。
浜川健二郎会員(永年会員活動功労表彰)、御堂公治会員(永年役員運営功績表彰)の2名が表彰されました。
次に各委員の活動報告・活動計画の発表と続き、質疑応答でお開きとなりました。
質疑応答では、会員数の減少について、支部運営についてと貴重な発言もあり、有意義な会でした。
支部総会の後、記念事業トイピアノコンサートが開催されました。
挨拶する伊藤支部長、御堂理事
表彰授与
浜川会員、御堂会員
総会風景
2019年度四国支部事業『4月4日はピアノ調律の日』は、トイピアノコンサートRintocco Concert ~たしかなこと~として4月7日日曜日 愛媛県砥部町文化会館 ふれあいホールで開催されました。
懸念されたお天気も快晴で、支部総会(13時~14時)終了後予定通り16時から開演しました。春休み最後の日曜日で集客は少し寂しい結果となりましたが、トイピアノ、ピアノ、ソプラノと融合したステージは大いに盛り上がっていました。Rintoccoとはイタリア語で『時の鐘』の意味で、文字通りトイピアノは【鐘】様に聞こえていました。
終演後のサイン会も沢山の方々がCD,書籍を手に持って並んでいました。
愛媛ブロックの会員の方々ありがとうございました。
事業担当 御堂公治
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「トイピアノコンサートと私」
四国支部会員
岡田美加
私が初めてトイピアノと出会ったのは2年前のある団体の事業コンサートの調律のご依頼だった。
ステージにはグランドピアノの側に小さなアンティーク調の楽器が並べられていた。
ピッチはA=
442Hz指定。しっかりと音を整えていた。その日はその楽器たちの音色を聴くことなく、依頼を受けた調律に没頭した。作業を終えて、団体のスタッフの方から「良かったら明日お越しください」と声をかけていただいた。
翌日は予定が入っていなかったので会場を訪ねた。
トイピアノ・ピアノ奏者畑奉枝さん、ソプラノ歌手今久保宏美さんの演奏が始まった。トイピアノの演奏が始まった瞬間に衝撃が走った。
不完全な音なのに心地よい。何なのだろう。
完全な音を求められる調律師の私が不完全な音に惹かれてしまった。それに合わせて日本の言葉を大切にした“うた
”が加わると胸が熱くなった。それが2年前のことだった。
それから、月日が流れて翌年の4月の総会のことだった。
今年度の事業コンサートは決まっていたが、ある会員から「何かやりたい事はない?」と聞かれてふとトイピアノコンサートをと思い出したのである。
「トイピアノのコンサートはどうでしょうか?」答えはもちろん「トイピアノってどんなもの?」…ここから今回のコンサートに至るまでご理解いただけるのに時間がかかった。
ここでは書ききれないほどいろいろなことがあったが何とか今日に至った。
ゲストお二人は愛媛にゆかりのある方である。
地域に根ざした音楽も私は大切にしたい。
音楽は誰もが楽しみ、慈しむものであると思っている。
本番中、私は舞台袖にいたが、会館の方が「アットホームな良いコンサートですね」とおっしゃった。
私にとっては最高の褒め言葉だった。
ゲストのお二人に感謝を申し上げたい。