桜の花の便りも聞かれる頃となりました。
この季節、静岡支部では恒例の
『未来のピアニストの演奏を応援するコンサート』
が開催されます。
約半年かけて、事業部長の中田部長を中心に企画準備してまいりました。
また、支部の会員のみなさまより、ご推薦を頂いた、静岡県内にお住まいの学生さん12名が、今年も勢揃いいたしました!
昨年度より、会場を県都である、静岡市内のホールにて開催することにより、参加者の方みなさまの、地域的な幅も広がり、内容最寄り充実してまいりました!
今年も、ご期待に添える素晴らしい演奏会になることとおもいます。
ぜひ、お誘いあわせておでかけください。
4月6日(土曜日)12時30分開場 13時開演
札の辻クロスホール
静岡市葵区呉服町1-30 札の辻クロス6F
入場無料です。
静岡支部 HPプロジェクト 担当 安藤真知子
2024年2月18日(日曜日)アクトシティー研修交流センターにて
国産ハンマー製造を手掛けている、有限会社今出川ハンマー製作所 代表取締役の今出川寛社長と息子さんによって、解説をいただきました。
会場には、24名の会員さんや、未会員の方
また、リモートでの受講は、5名のご参加をいただきました。
今出川ハンマーは昭和12年に現社長のお祖父様が創業されました。
お祖父様は、河合楽器の創始者である河合小市氏と仕事を共にされ、ハンマー製造会社社長として独立されたとのこと。
初めての国産ピアノの製作に情熱的に打ち込んだ山葉寅楠に見出された河合小市氏。その志をそのままに引き継いているかのような今出川社長の熱い思いがつたわってきました。
今出川社長は、ピアノの歴史について最初のピアノのハンマーが中が空洞の木製のものであったこと、
それがベートーヴェンの時代に鹿皮となり、モダンピアノに発展し、フェルトのハンマーが考案されていったことなどを説明。
ハンマーを作成するには、さまざまな長さの羊毛が混じり合うのが良いそうです。フェルトは羊由来ですから、当然その羊の毛質によって、その品質も変わるわけです。
ちなみに、今出川社長によれば、一台のピアノに使用されているフェルトの量は、ほぼ羊一頭分くらいであろうとのことです。
ハンマーを制作する過程に使われる工具や、実際のフェルトなど、たくさんの道具を見せていただきました。
ピアノの音色を決める大きな要因となる、ハンマーのフェルトの奥深いお話をたっぷりときかせていただきました。
https://imadegawahm.base.shop/
静岡支部 HPプロジェクト 担当 安藤真知子
11月26日(日曜日)
「2022IAPBTワルシャワ大会動画」と「ピアノの魂」を上映しました。
不遇の時代を過ごしながらもピアノ制作だけでなく人材育成にも情熱を注いたフィビゲルから指導を受けた教え子たちが、フィビゲル本人やピアノ工場の思い出を証言していくストーリーでした。
参加者33名の中には将来ピアノ調律師となるべく、学んでいる生徒さんも19名ご来場いただけ
映画の内容に対し今の実習を一所懸命習得し、
卒業後は調律師として長く携われることを願いあいました。
また節目節目には調律学校生活の思い出をみんなと語りあいながら、後輩にも調律師への熱い思いや技術の伝承をしていただきたいということをお伝えしました。
報 告 事業部 中田 吉彦部長
静岡支部 HPプロジェクト 担当 安藤真知子
5年ぶりの静岡支部研修旅行を実施いたしました。
11月11日土曜日
バス1台にのりあって、三重県菰野町にある
菰野ピアノ歴史館へまいりました。
この施設は、館長の岩田光義氏による40年来のコレクションで、主にヨーロッパ地方の古典ロマン派時代から、現代に至るまでのピアノ(鍵盤楽器)の数々を収集展示してあります。
希少なピアノを見ることはもちろん、その時代の材料をつかって加工技術を用いて、当時の音色を復活させる修復作業も見学できるという、まさにピアノ調律師のみなさんには、興味をそそられる場所ですね!
5年ぶりの会員同士の親睦もはかれ、技術を伝承していく当館の皆様の、仕事ぶりに感動をうけながら
研修旅行は大変有意義な1日となりました。
静岡支部HPプロジェクト 担当 安藤真知子