2月9日(日)、カワイ音楽学園にて名取孝浩氏を講師にお迎えし研修会を行いました。
調律師の仕事は、音律、調律曲線、ピッチを整えることというところから、時代とピッチの変化、身体へ影響する周波数など、興味深いお話しから始まりました。
海外でのご経験を含め、様々な経験をしている名取さんのお話しは本当におもしろく、私はまだまだ知らない事が多すぎるなぁと思いながら聞いていました。
少しの興味から枝葉を広げるように知識を吸収し、経験し、学び、自分の糧とし、それをまた後世に伝えてくださる名取さん。
今回の研修会では、カワイとヤマハで調律技術を学んでいる若い方たちも参加してくださいました。彼らは名取さんの話しや、調律を見聞きしてどのように感じ取ったのでしょうか?
実際に仕事で使用しているという便利グッズの紹介も参考になりました。
調律師は常にアップデートが大切だとのこと。
お客様が何を求めているのか、それを提供できる準備もちゃんと身に着けておかなければいけない、ということも教えてくださいました。
ノイズキャンセリングヘッドホンを持ち歩いていらっしゃる、とのことで試しに装着させてもらいました。雑音が無い世界にいると耳に優しいんだな、と感じました。(私もこれ欲しい!)
この講義のあと、運転中だけでなく日常の雑音が気になるようになりました。難聴は調律師生命をおびやかします。耳を保護する大切さに気付きました。
名取さんからは、まだまだ教えていただきたい事がたくさんあります。個人的にですが、またの開催を望んでおります!そんな声も参加者の方からも伺いました。
名取さんが浜松にご縁のある方とは知りませんでした。遠方よりお越しいただきありがとうございました。