中部支部主催の2010年度の 「『ピアノ調律の日』記念コンサート」 が開催されます。
『井谷佳代フォルテピアノコンサート』
日時 2010年4月9日(金) 19:00開演(18:30開場)
場所 ムーシケホール(第一楽器四日市店4F)
去る2010年2月14日、「ハンマー交換と整音 PART Ⅱ」を
テーマに研修会が開催されました。
詳細は次号会報をご覧下さい。
[前日の午後、スタッフの準備作業→]
32名の参加者が6台のピアノに分かれ、1台あたり約30本ずつの交換です。
前日スタッフによって整調された交換部分に、まずあらかじめハンマーと勘合させたシャンクを取り付け、それにハンマーを接着する・・・と、言葉では単純な作業ですが、今回の場合両端を基準にその間を一度に交換する方法を取ったためフレンジとシャンク先端両方の間隔を合わせながらの取り付けから四苦八苦。
走り調整を何とか乗り切ってハンマーを膠着させます。
ここで当日最重要ポイント、「左右傾き角度(割り)と前後角度を合わせる」には作業以前に「割り」の理屈を理解することから多くの受講者が???状態で、とりあえず取り付けてもやり直し。そのうち接着剤が固まってしまって取り外すのも一苦労です。辛うじて講師やベテランの方たちの力を借りながら完了して乾燥時間を兼ねて昼食休憩。後にわかったことですが、全体で一鍵ハンマーを逆に接着したものがあったとか。研修でよかった(^^ゞ
午後の研修はシャンクの先端を切り落とした後の整調からです・・・のはずが、合わせたはずの例の「割り」がバラバラでハンマーがあっち向いてこっち向いての状態に、最初は使用しないはずだったハンマーシャンクプライヤーがやむを得ず登場。
その後ようやく、事情あって一部の工程を省略しての一連の整調作業に入りました。
次は整音です。今回使用したハンマーは柔らか目だったので針刺しの回数もそれ程多くはなかったものの、ファイリングと合わせ目に見えないはずの音が聞き比べる度に目に見えて変化していく様には毎度の事ながら整音という作業の奥深さを知らされます。
研修はここまで。最後に最初に取り外したハンマーを戻してピアノをお借りする前の状態に復旧させて当日の予定が全て終了と相成りました。
その1 新年会を開催
日時 2010年1月19日(火) 13:30~18:00
場所 ヤマハ「広小路ホール」& ヒルトン名古屋「桜の間」
出席者 86名
恒例の支部新年会が開催されました。
稲村会長、岩田理事、中村支部長の挨拶に続き昨年秋の入会審査に合格された新入会員の紹介がありました。今回は4名が合格し、当日は3人が出席されました。
その後、諸連絡として今月の研修予告、そして、4月の「調律の日」記念コンサートに関して、実行委員の紹介と現段階の準備状況の報告がありました。
そして、休憩をはさみ講演会。
今回はセントラル愛知交響楽団の山本雅士氏が「オーケストラの裏舞台を語る」と題して約1時間半にわたり時に笑いを誘う興味深いお話を繰り広げてくださいました。
山本氏はこの後の懇親会にもご出席され、+αのこぼれ話にさらに笑わせて頂きました。
二度目の休憩の後は、場所をヒルトン名古屋に移しての懇親会。
来賓、賛助会員のご紹介とご挨拶に続き、一時間強の歓談タイムは立食形式で、このホテル自慢のスイーツも堪能でき賑やかに楽しいひと時を過ごしました。
中部支部の新年会といえばトリはビンゴ!「いい大人が・・・!?」とは言うなかれ。毎年の盛り上がりは半端ではありません。今年も皆さん見事に弾けてから、長老の氏家平八郎会員の手締めによって今年の新年会はお開きとなりました。
今回、一連の新年会行事に先立ち、「女性会員の集まり」も併催されました。
中部支部に在籍43名女性会員のうち13名の出席があり、今後の会のあり方の目処を含め、ランチを共にしながらの懇談会は和気あいあいと進められました。
その2 研修会を開催
日時 2010年2月14日(日) 9:30~17:00
場所 中部楽器技術専門学校
講師 梅田 義 氏(本部常務理事 研修担当)
研修会が開催されます。
「ハンマー交換と整音 PART Ⅱ」
☆ハンマー交換
ハンマー交換の基本的な考え方
ハンマーシャンクの取り付けと調整
ハンマーヘッドの取り付けとポイント
☆整音の為の整調と下準備
整音の為の整調と弦の修正
☆整音の考え方とその実践方法
ハンマーのファイリング作業の実践と基礎知識
ハンマーの針刺し作業の実践と基礎知識
☆調律と整音の関係
☆その他
尚、今回の研修は会員限定ですので悪しからず