寒暖の差が激しい今年の4月、2010年度中部支部総会が開催されました。
と き 2010年4月20日(火) 13:00~
ところ ホテル「明山荘」(愛知県蒲郡市 三谷温泉)
出席者 正会員 101名(委任状103名を加算し総会員252名の過半数により総会成立)
賛助会員 9名
今回は支部委員の改選の年度にあたり、新しい委員が次の通り選出されました。
支部長・・・ 服部英紹
委員長・・・ 伊東基貴
会 計・・・ 後藤憲光
総 務・・・ 中村隆太郎、鳥羽和元
研 修・・・ 木村和人、宮北治朗
事 業・・・ 山田悦司、鈴木廣文
技 審・・・ 渡辺孝晴、鈴木廣文(支部)
福利厚生・・宮北治朗、岩田啓司
広 報・・・ 酒部里志、岩田啓司
監 査・・・ 小野嘉一
総会にはお忙しい中、本部より稲村会長が、またお隣の静岡支部からは西村支部長にご臨席をたまわりご挨拶をいただきました。
そして、今回の講演は村上輝久氏の「いい音ってなんだろう」。多くの会員が期待を寄せ楽しみにしていたこの講演はわかりやすく興味深いお話で出席者は大変熱心に聴講していました。
この支部総会には女性会員の25%強にあたるこれまで最多の12名が出席し「女性会員の集まり」が併催されました。
新たな試みの「プチテクニック」の『メトロノームの調整法』では分解作業を交えながら業務に役立つ、なのに意外と知らない小技の説明に耳を傾けました。
[ホテルの窓から臨むのんびりとした三河湾と青い空]
2010年4月9日金曜日に中部支部三重県会員によって開催された『4月4日はピアノ調律の日』記念コンサート(通称よんよんコンサート)はピアノフォルテによる演奏会でした。
中部支部ではこれまでも様々なアンティークピアノのよんよんコンサートを催してきました。今回のピアノフォルテはピアニストの井谷佳代さんご自身が所有されているもので普段から弾き慣れた楽器ならではの味のある音色を余すとこなく堪能させていただきました。
また、演奏会場としてお借りした賛助会員(株)第一楽器のムーシケホールとのバランスが音量、音響ともによく、ピアノフォルテの背後には常設されているパイプオルガンがあり、偶然ながら視覚的にもお洒落な空間を演出してくれました。
<プログラム>
ハイドン:ソナタ変ホ長調
ベートーヴェン:ソナタハ短調『悲愴』
(休憩 15分)
モーツァルト:ロンドイ短調KV511
ベートーヴェン:ソナタハ短調『月光』
演奏に先立つレクチャーでは楽器の構造や特徴、演奏上の現代ピアノとの相違、特に踏み込むのではなく膝を持ち上げるニーペダルの使い方や効果など、僅かな時間にもかかわらず細かな説明があり、演奏を聴く前からワクワク感を誘う興味深いお話が伺えました。
プログラムは耳馴染みのある曲目でしたが、そこはピアノフォルテ。今までの印象とはひと味もふた味も違う新鮮な演奏で、フレーズごと、リフレインごとに異なる音色には先のレクチャーでのペダリング効果を十分理解させて頂きました。
調律は池末隆氏。休憩では観客も興味津々。また、終演後のステージ上では試弾の機会がいただけました。
実行委員の皆さんお世話さまでした。しかしもう一仕事。撤収、搬出です…この間僅か15分に驚き!!