今年度の全国企画『ピアノの魅力 レクチャーコンサート 2017』の先陣をきって名古屋公演が開催されました。10分の休憩をはさんだだけでアンコール3曲も含めると2時間20分にも及ぶコンサートで身も耳も心も満たされた秋の一夜でした。
会場の名古屋市千種文化小劇場はステージを囲むように客席が配されており小ぢんまりとしたホールでの演奏会は一味違ったものになりました。
2部構成のコンサートでは海老彰子先生がタッチ感の異なるエラールとSK-EXを交互に弾き、「熱情」では楽章で弾き分けて究極の聴き比べを演出して下さいました。
エラール所有・調律の小野さんとカワイのコンサートチューナーの宮平さんによるレクチャーもわかりやすく興味深いお話で、当日来場した友人曰く「普通じゃないピアノ(!?)って変わった音がして面白いね」。ううっ、確かに普通じゃないが…(笑)。でも平行弦ピアノを知らなかった人にも魅力は十分に伝わったようです。
<海老先生にサインして頂いた当日のプログラム>