「リードオルガンの修理と調整」
日時 平成24年8月26日(日)13:00~17:00
場所 広島市東区民文化センター工作室
講師 三田 守夫 会員
参加者 28名
今回はリードオルガンについて、今ではその役割は電子ピアノに取って代わられ、時代の中へ取り残されたような存在になってきました。
しかしながらこの研修、実に面白い内容で会員のみなさんもどんどん引き込まれることになるのです。
まず内海支部長の挨拶、先日若くして亡くなられた前川広氏の黙祷が行われ故人のご冥福をお祈り致しました。
会場には、ヤマハ製リードオルガンを持ち込み、分解の方法・歴史・リードの調律の極意・袋貼りの方法 等、三田守夫氏の指導により約30名が熱心に受講されました。
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三田講師は、外装から内装にかけてネジを外していき、楽しいトークも交えながら注意点を細かく指示されました。
様々な治具を自作したもので調整の解説をしていきました。リードの調律方法も若い世代だとなかなか見る事のできない技術で実際に作業を見れて良かったと思います。
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さて2台目の作業に入り何を行うのかさっぱりわからず、オルガンはどんどん解体されていきます。ストップ付きの中の仕組みもふだん見る事のできないところは興味津々ですね。
行き着いたのは空気箱!
この部分の朽ちたラバークロスの交換を三田講師は準備してくれていました。
熱したコテを勢いよく接着部分に当てはがしていく大胆な作業です。時間も押し迫っていましたが、会員のみなさんも手伝っててともハードな勉強になりました。
現地ではもしオルガン修理が必要なとき、やはりピアノ調律師が直さなければ他に直す人はいないので、一度は見ることができて充実した内容であったと実感しました。
協会HPプロジェクト/広報 加藤正巳