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中国支部  「12歳のハローワーク」   2024年12月14日(土)17時02分

日時:2024年12月3日(火)13:50~15:25(5,6時間目)
場所:山口県山口市立小郷小学校 音楽室
参加者:6年生66名 教員3名
スタッフ:ゲストティーチャー 中島史弥会員
     支部委員 小林豊明
ピアニスト:手嶋沙織先生

今回のゲストティーチャーの中島史弥会員から「今度、息子が通っている小学校でハローワークをやりたい!」と熱い提案を頂き、中国支部としては久しぶりの「12歳のハローワーク」を山口市立小郷小学校で開催しました。
 まずはじめに手嶋先生のピアノ演奏で授業を開始し、その後パワーポイントを使いながらピアノの歴史からピアノの仕組み、構造を説明していきました。
 手嶋先生は山口市で開催した2023年度第2回研修会「レギュレーションの違いによる弾き手と整調者のイマジネーション」で演奏とコメントをお願いしたピアニストです。
 説明したことを、実際にピアノの周りに集まり各ペダルの動きを確認したり、ピンポン玉を使って弦の振動を感じたり、オルゴールを響板に置いて大きく響く様子を体験しました。
 そして、中島会員の調律師になったきっかけ、調律はどこで習うのか、調律学校の事、調律師の主な仕事内容等を非常にわかりやすくお話しました。
 その後、希望者にはユニゾンの調律体験をしてもらいました。皆さん初めてで緊張しながらも貴重な体験になったと思います。
 今回は、もう一台グランドピアノのアクションだけを準備し、自由に触れる機会を設け、鍵盤を1人々々が取り外す体験もしました。
 最後は手嶋先生のピアノ演奏ですが、手のよく見える場所に移動したり、ピアノの周りに集まり数曲演奏しました。大迫力の生演奏をなかなか近くで見ることはないので皆さんとても感動している様子でした。
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 児童の皆さんは終始メモを取りながら、とても一生懸命に授業を受けられていたのがすごく印象に残っています。
 「中島君のお父さん」ということもあり和気あいあいとした雰囲気の中、短い時間でしたがピアノやピアノ調律師について、とてもよく理解出来て興味を持っていただいたのではないかと強く感じました。将来、今日の授業を受けた皆さんからピアノに関わる仕事に就く人が出てきたらうれしいです。


事業担当:小林豊明
 

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