「ピアノ調律の日」記念事業、四国支部主催
「ドイツの風薫る秋の調べ」
日時 2015年9月13日(日)
開演 午後2時
会場 高松国分寺ホール
演奏会当日の天気は快晴、雲一つも無い真っ青の空でした。
こちらのホールは2013年4月にオープン、キャパは459です。
残響可変システムを持ち、希望に応じて三段階の効果を出せるそうです。
午前9時前より、御堂支部長中心に運営スタッフが本番に向け抜かりの無い様準備をし、並行して広瀬会員が調律に入りました。
演奏者は、ドイツ・オーストリアで研鑽を積んで来られた香川県出身の声楽家(sop)の川上明里子さん、ヴァイオリニストの和田絵里子さん、ピアニストの矢部望美さんです。
ドイツ音楽の魅力やクラシック音楽を1人でも多くの方に身近に感じ楽しんでいただけたらとの思いを込めてリハーサルをされていました。
本番が始まり、 一曲目は「ウィーンわが夢の街」、二曲目はドビュッシー「月の光」とハンガリ舞曲第五番、順番に・・・ 本当に”うっとり”状態。
アンコールが有り演奏者全員にて、ミュージカル エリザベート(Elisabeth)より 「Ich
gehör nur mir /
私だけに」を聴かせて頂き、皆さん興味をもたれたことと思います。
演奏会終了後、近くの喫茶店にて演奏者も交えて締めくくりを致しました。
それぞれの思い今後の思い今迄のエピソードなどで盛り上がり、良い雰囲気での解散しました。
貴重な行楽日和の1日をコンサート会場に足をお運び頂き、本当に有難うございました。
事業;高木
平成27年度四国支部研修会は、台風が過ぎ去った8月30日、静岡支部より中山俊明氏を講師に迎え、高松テルサのベーゼンドルファーを使用し行われました。
午前は製造工程のDVDを20分ほど視聴。
続いて製造方法や材質・設計などについて説明があり、1台送り出すまでに14ヶ月調整とシーズニングが繰り返し行われるとの話が印象に残りました。
実習では、玉つくりを学びました。
初めは柔らかい針金で練習し感覚を覚えてからミュージックワイヤーで行いました。
4回巻き終わった後に緩んでこないよう引っ掛かり(爪)を作ることが大切とのことです。
午後からは調整で大変重要な8つのポイント、拍子木、筬(ベディング)、鍵盤の高さ、ジャック、運動量、ダンパー、調律、ボイシングと出席者が最も知りたい講義が質疑応答を交えて行われ、実践で役立つ研修会となりました。
暑かった夏も影をひそめ、秋の気配を感じさせる今日この頃です。
四国支部記念事業コンサートが今週末日曜日と近づいてまいりました。
ピアノ・弦・歌の調べが織りなす「秋」を堪能しに出かけませんか?
「ドイツの風薫る秋の調べ」
演奏者
矢部望美 ピアノ
和田絵里子 ヴァイオリン
川上明里子 ソプラノ
日時 2015年9月13日(日) 14時開演
会場 高松国分寺ホール
香川県高松市国分寺町新名430
入場料 一般2000円 学生1000円
チケット販売 日本ピアノ調律師協会四国支部会員
問い合わせ先 コンサート事務局 09086309757(御堂)
ピアノの矢部望美さんから素敵なメッセージをいただいておりますので掲載いたします。
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この度は、ピアノ調律の日記念事業のコンサートをさせていただくことになり、大変嬉しく思っております。
今回は、国内で大学を卒業した後に、ドイツ、オーストリアで研鑽を積んできました香川県出身の3人のメンバーでお送りする運びとなりました。ソロやデュオ、アンサンブルもあり、お客様の聞き馴染みのある曲から、ドイツ、オーストリアの作曲家の名曲まで、クラシック音楽の真髄に触れながらも、堅苦しさのない、気楽に楽しめるプログラムを考えております。
学年も学校も違う3人ですが、ドイツ音楽に魅了され、本場へ行って少しでもその音楽を自分のものにしたいと、同じ志を持ってヨーロッパへ渡った私達は、そこで得たものを通して少しでも多くの方々にクラシック音楽を身近に楽しんでいただきたいと思い、帰国後も演奏活動をしてまいりました。
そんな時に、今回のコンサート開催のお話をいただくことができ、この様な素晴らしい機会を与えてくださった調律師協会四国支部の皆様方には、心より感謝しております。誠にありがとうございます。
このコンサートを通して、お客様方にドイツ音楽の魅力を知っていただければと思っております。そして、また1人でも多くの方がクラシック音楽を身近に感じてくださり、楽しんでいただけたら幸いです。
矢部 望美