2017年6月22日に愛媛県大洲市立三善小学校(全生徒数32名)で5、6時限の大事な時間をお借りして「12才のハローワーク」を実施して参りました。
当日はうっすらと曇った天候で、少し風が有り穏やかな梅雨の日でした。何よりも静かで、鳥のさえずり、風の音が耳に感じられた事です。三善小学校の生徒さんは幸せですね。
御協力下さいましたピアニストの池田滋(めぐみ)先生、学校の校長先生始め全員の先生方の力をお借りしての実施。
1部 ピアノの歴史、
2部 調律師の仕事DVDの鑑賞、
3部 調律の基本の説明とユニゾン調律の体験、
それぞれの部の後半にピアニストの池田先生の演奏10分程度
という流れです。
特別に大屋根を取っ払い演奏して頂きました。
先生のご厚意でショパンの「革命エチュード」はピアノを取り囲んでの鑑賞。ぴたーっとピアノにくっつき、音の迫力、鍵盤やハンマーの動きに目をやる生徒さん顎をピアノに着けて聴くとか自由な形で体験をさせて貰えました、初めての事でしたでしょう。目が輝いていました。すべての曲をこのスタイルで聴かれても良かったのではと思ったほどでした。
3部の調律の体験では、440hzと442hzの音叉の個々の音として聴いていただきました。僅かな違いが難しそうでした。同時に鳴らしての唸りを聴き、これで理解したようでした。割り振り→オクターブ→ユニゾンと230本程のピンを回しての調律と説明、88音で230本にため息も有りました。
体験では、生徒さんの代表2名での予定でしたがピアニストの池田先生も体験したいとご希望が有り3名に体験して頂きました。中程のファ(F)の音を選び3本の弦の真ん中を基音にする為、左弦をミュートして右弦を下げ、下げたままチョット弾くと皆さんから「アッ狂ってる」と声がかえってきました。仕事が増えそうです。ユニゾンを合わせてまた弾くと「直った」と声がしました。
生徒さんに「調律の姿勢」「右手の構え、使い方」「左手は音を鳴らす」を、音の変化を聴きながら回して合わすをやってもらいました。
生徒さんは合わせるのは上手でした。鳴らしながらチューニングハンマーを回すというのは、私自身の初めを観たようでした。
ピアノの先生は耳が良いですので素早く良いところに止めようと上げ下げ迄やってしまい、ピンを回すのはこんなにも力が要るとは思わなかったようでした。
時間の経つのも早くあっという間でした。オーバしてしまい迷惑もかけてしまいました。すみませんでした。
終了後、校長先生より三善小学校では子供の為に色々な体験を沢山させていますとお話が有りました。ハローワークが出来ました。有難う御座いました。
※学校に許可頂いています、下のアドレスで6月22日を閲覧下さい。
http://ohzu-miyoshi-e.esnet.ed.jp/modules/wordpress0/
事業委員 高木治夫
ハローワーク授業の様子
ピアニスト池田滋(めぐみ)先生の演奏