日 時:2021年8月5日(木)
場 所:㈱楽器堂オーパス本店(高知県)
内 容:UPのダンパーアッセンブリ―交換修理研修
講 師:広瀬 忠宏会員 (四国支部会員)
参加者:会員10名 非会員2名
普段あまり経験のないアップライトピアノのダンパーアッセンブリ―交換を四国支部会員の広瀬さんをお迎えして実施いたしました。
全国では新規の新型コロナウィルス感染者数が急増していましたが、四国内は新規感染者数をギリギリおさえていたこともあり感染予防策を実施しながら研修会を行いました。
外すパーツと取り付けるパーツの形状や数を記録確認します。新しく取り付けるパーツは純正品だと後が楽ですが今回はわざと純正品以外のパーツで作業をしました。
現状のヘッド取り付け位置は屋根蝶番からダンパーヘッド上部までの寸法を各セクションの両端で測る。
ダンパーレバー各セクション両端残して、取り外す。(ミドルエンド5本残す)
ネジは順番通りに保管。段ボールにネジを順番にさしました。スプーン磨く。
新しいダンパーレバーを取り付ける。走り、レバー歪み確認と修正。
アクションを戻しダンパーワイヤーを各セクションの角度にあわせ曲げる。
ダンパーブロックを入れ各セクション両端を固定。ダンパーヘッドを仮付けし状態を確認。圧を見ること。良ければ治具を入れてブロックを仮固定し、ワイヤーを正確な位置に曲げる。新しいダンパーヘッドをつける。間隔・高さ・角度、バラつきがないように。
次に総上げ。極端に遅いものや、早いものから修正していく。なるべくむだに大きく曲げない。ダンパーロッドとダンパーレバーの隙間に注意。
最終チェック。接着位置の悪いもの等は、はがして貼りなおす。ダンパーストップレールをつける。ミドルエンドで止音が悪い部分は補助ダンパー追加。最後にダンパーワイヤーカット。
まとめ。アップライトピアノダンパーアッセンブリ―交換をする場合はレバーがネズミにかじられたり等、よほどのことではないとのことですが一通りの作業を経験したことで普段の調律作業にもいかせそうな要素がありました。作業に使用させていただいたピアノは講師の広瀬会員に持参していただきました。ありがとうございました。
研修委員 伊藤雅俊
日 時:2021年6月7日(月)
場 所:ヤマハユニスタイル高松ウエスト
内 容:調律測定・整調・小物修理
参加者:会員4名 非会員2名
講 師:伊藤晃彦支部長・伊藤雅俊
6月末の梅雨時期でしたが、とても天気が良くすがすがしい1日でした。そんななか今回は6名の参加がありました。マスク着用はもちろん、昼食の時間を各自ずらすなど新型コロナウィルス感染防止対策をとりながら実施いたしました。
6名のうち4名は国家認定試験受験予定で午前・午後ともUP・GPにわかれ調律をしていただきました。調律の合間に各自整調、張弦、小物修理でした。調律に関してはやはり割り振り、ユニゾンに苦労していたように思います。
張弦や小物修理、整調はチェック項目を確認しながらの作業になりました。
研修会が久しぶりで測定会は2年ぶりでした。みなさんと一緒に研修会が楽しく出来たのでうれしく思いました。
定休日にもかかわらず会場をお貸しいただいたヤマハユニスタイル高松ウエストさんに大変感謝しています。
研修委員 伊藤雅俊