研修委員 伊藤雅俊
日時:2025年9月16日(火)10:30~16:00
場所:㈱楽器堂ライラホール(高知県)
内容:「ピアノ技術者の基本技術の確認」
講師:大橋 宏文 氏
参加者:会員19名 一般2名
仕事のほとんどがスタインウェイピアノで、ほとんどの内容がコンサートや録音、保守点検と言う大橋宏文氏をお迎えして「ピアノ技術者の基本技術の確認」と題して研修会を行いました。内容としては保守点検の作業にそってお話しをして頂きました。掃除から始まり、鍵盤調整です。ホールのピアノはいろいろな人が作業をするのでフロント・バランスピンにいろいろなものが付着しているケースが多いので、ベンジンで汚れをふき取る。べディング調整では海外はかなり強めに調整をしていることが多いとのこと。日本も強く張る方向の調整にしていいと思うとのこと。ナラシと、アガキ、ストロークは年代によって基準が違う。レットオフは低音から高音まですべて1mm。ドロップは弦の太さ位。スプリングは強めるときは頭を低音側に出して調整。強さは手に感じないギリギリの強さ。バックストップはウッドがスキンに擦らないように。擦るなら広げてOK。ペダルはボックスを分解し細かく解説していただきました。調律は中音域の作業を見せて頂きました。音を合わせる前にチューニングピンのセットが大事とのこと。下げたり上げたりをして張力のバランスを整えそれから合わせる。そうすると狂いにくい調律が可能。ただし温度や湿度の変化にはどうしようもない。最後は質疑応答で終りました。大橋さんの研修会は今まで2回中止になっていて、ようやく3回目にして実施できたので大変ほっとしています。
とてもためになり、すぐ使える方法を教えて頂けたので皆さんとても喜んで頂けたと思います。講師の大橋さん含めお手伝いをして頂いた皆様にはお礼申し上げます。本当にありがとうございました。



研修委員 伊藤雅俊
日時:2025年8月25日(月)・26日(火)10:00~16:00
場所:多度津ピアノ工房(香川県)
内容:グランドピアノオーバーホール研修Vo.2 「ダンパーフェルト交換」
講師:広瀬 忠宏 会員
参加者:会員7名 一般1名
グランドピアノオーバーホール研修Vo.2として実機C3を使用してダンパーフェルト交換1台分を実施いたしました。講師は四国支部会員の広瀬会員です。会員7名、一般1名の参加がありました。
作業手順は①現状のダンパーの確認で一本張り、二本張り、ダブル、ダブル平、平の個数を確認。
②ダンパーフェルトをノミやカッターではがし、ヤスリできれいにする。ライニングフェルト(アンダーフェルト)もはがす。ヘッドの表面、ワイヤー磨き。ガイドレールの確認とダンパーアクションの確認。
③反物のライニングフェルトの上に、柵のフェルトを貼り付ける。ノミで切り取る。その際カッターではやらない。④ライニングフェルトを貼ったフェルトの柵を、ヘッドの大きさに切り貼り付ける。今回一本張りからダブルのフェルトは手前2個、奥側2個のフェルトを貼りました。⑤フェルトのついたヘッドをピアノに戻し、かかり、総上げ、止音不良を直し終了です。
作業手順や工具は人により異なるので新たな発見がありました。とてもためになりすぐ使える方法を教えて頂き参加者全員喜んでいました。
講師の広瀬会員含めお手伝いをして頂いた皆様にはお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


