コンサート
クラシックコンサート/ジャズコンサート
レクチャーコンサート
『音律と音楽 〜矛盾と妥協の美学〜』
- 日時 :
- 2019年5月25日(土)10:00~12:00 / 5月26日(日)10:00~12:00
- 場所 :
- コングレスセンター52会議室
(チェンバロは上鍵盤を平均律、下鍵盤を1/4SC中全音律に前もって調律しておきます)
- 1)
- 2長3度純正中全音律と12等分平均律を実際の楽曲でその特徴を理解する。
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- 中全音律と平均律の聴き比べ ー 調によって実は違いが出ないという共通性
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- 中全音律の特徴 ウルフを挟む厳しい調、特徴的半音階、特別に広い(狭い)音程など作曲家が曲の効果に使用している例など
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- 現代曲での使用例
- 2)
- 中全音律からキルンベルガー第3への調律替えデモンストレーション
- 3)
- キルンベルガー第3の特徴 ー ウエル・テンペラメントとは何か?
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- 本当に24調使えるのか? 24調出現する楽曲の試聴など
- 4)
- バッハの平均律曲集に適った音律とは? 楽譜に残された螺旋網様からの考察
(B.リーマン音律などの紹介 音源使用可能)
撮影:林喜代種
東京生まれ。東京藝術大学付属音楽高校、同大作曲科を経てDAAD奨学生としてドイツ、デトモルト音楽院チェンバロ科へ留学。シュトゥットガルト芸術大学にて国家ソリスト資格取得。パリ、ブリュージライプツィヒなどの国際チェンバロコンクールにて上位入賞。
90年代はパリへ移りセルジー・ポントワーズ国立地方音楽院等でチェンバロ、通奏低音などの指導にあたりながらヨーロッパ各地で演奏活動。17年間の欧州滞在後2000年に帰国。現在東京藝術大学非常勤講師、松本市音楽文化ホール講師。
2017年よりdream window TREEレーヴェルよりバッハ、フローベルガーのソロアルバムをハイレゾ世界配信、2018年8月全音楽譜出版よりクープラン『クラヴサン奏法』新訳を発行。