楽器フェア2018

今年は映画「羊と鋼の森」が上映されました。 日本ピアノ調律師協会のブースでは、「羊と鋼の森 の世界」と 題して来館者には、調律の体験をしていただきました。 その他、調律工具の展示や簡単な整調の体験も行われました。

2018楽器フェア
東京ビッグサイト 西館 ブースA06
10/19 12:00〜19:00
10/20 10:00〜18:00
10/21 10:00〜17:00

ピアノ修復事業

過去の楽器フェアに展示された貴重なピアノの一部をご紹介します。 いずれのピアノも、非常に古く、当時の歴史的資料をもとに、材料、修復方法その他、細部にまでこだわって修復いたしました。 現代のピアノとは音もタッチも大きく違います、なかなか目にする事のできないピアノを是非、楽器フェアで体験してください。

新美南吉(児童文学者)ゆかりのピアノ

J.Becker ロシア/1905頃製造

童話「ごんぎつね」などで有名な児童文学者の新美南吉が教員をしていた時代に使われていました

アップライトピアノ黎明期

キャビネットピアノ ロンドン/1835頃製造

19世紀前半のイギリスでは家庭で楽しめる様々なサイズや形のピアノが考案され今日のアップライトピアノの源流になりました

ピアノの貴婦人が奏でるサロンの音色

1830年頃製「リラピアノ」修復

1820年代のベルリンで、キリンピアノの張弦を20度ほど右に傾けることによって誕生したリラピアノは、その優美な姿がブルジョア階層のサロンで好まれました

シーボルトのピアノ復元プロジェクト

日本最古のピアノ修復

シーボルトが持込んだ現存する日本最古のピアノ1819年イギリス製を当時のままに再現

修復「洋楽事始の響き」をもとめて

チッカリングピアノ修復

2007年の楽器フェアにも展示された120年前のスクエアピアノ。現代のピアノとは構造も大きく異なり、歴史的にも貴重な1台を、5年の歳月をかけて限りなく忠実に復元

日本ピアノ事始め

メーソンピアノ修復

120年の時を超えて、よみがえるメイソンのピアノ。ドレミファは明治時代アメリカから掛図にのってやってきた