ピアノ調律 技能検定制度とは
技能検定の概要
技能検定制度は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。 昭和34年に実施されて以来、年々内容の充実を図り、現在128職種について実施されています。技能検定の合格者は400万人を超え、確かな技能の証として高く評価されています。
技能検定の実施機関
技能検定は都道府県が実施するものと民間団体が実施するもの(指定試験機関)があります。 一般社団法人日本ピアノ調律師協会は、ピアノ調律職種の技能検定を実施する指定試験機関として厚生労働省より指定され、試験問題の作成、試験の実施に当たっています。
技能検定の等級区分
ピアノ調律技能検定は下記のように区分され、学科試験と実技試験を行います。それぞれの試験と程度は次のとおりですが詳細は応募要領でご確認下さい。
1級・・・・・GP,UPの調律ができること。
2級・・・・・UPの調律とGPの一部の調律ができること。
3級・・・・・UPの基本的な調律ができること。
※ここでいう調律は、狭義の調律、整調、修理を意味します。
技能検定の受検資格
ピアノ調律技能検定試験は1級、2級、3級の3種類の等級の何れの等級からでも受検することが可能です。 但し、受検に際しては各級毎に受検資格があります。
技能検定の合格者
1級技能検定の合格者に対しては厚生労働大臣名の、2級及び3級の技能検定の合格者に対しては指定試験機関である一般社団法人日本ピアノ調律師協会会長名の合格証書が交付されます。 合格証書を交付された者は「О級ピアノ調律技能士」と称することが出来、名刺・ホームページ等への記載が可能となります。 (非合格者が技能士を称すると30万円以下の罰金に問われます)